おはようございます。店長です。
加齢臭という言葉は聞いたことあるけど、加齢毛って言葉は聞いたことありますでしょうか??
聞こえは悪いのですが、これは歳を重ねる事に必ず起こる現象です。簡単に言えば老化 の一種ですね。肌が老化していくのは皆さんご周知の通りですが、同じように頭皮や髪の毛にも老化の波がやってくるのです。
肌の事は良く特集されたりもしますが、髪は案外取り上げられないので、今回はその加齢毛についての症状と原因と対策について私なりに勉強したことを取り上げたいと思います。
目次
加齢毛とはどんな症状なの??
昔よりダメージを受けやすくなっている
こんな事は無いでしょうか?昔から同じ店で同じ物で染めたり、同じ店でパーマをかけてるのにまとまらなくなったり、パサつきやすくなった経験。もちろんやる側の技術や知識などもありますが、薬剤に関しては少しづつですが、確実に昔より進歩しているので、当然ダメージが少なくなっています。昔より傷みやすくなっていると感じたりしていませんか?
頭皮が透けて見えるようになった
髪が濡れた時に、地肌が見えるようになった。セットをしても中々きまりにくい。髪の毛がなかなか伸びなくなった。短い毛が増えてきた。本数が全体的に減っているような気がする。
ボリュームが出にくくなる
トップに分け目がしっかりついてしまって全然治らない。昔はふんわりしていたのに最近どうしてもペタッとなってしまう。カーラーなどを巻いてもすぐに戻る。など前と違うと感じたりしてませんか?
逆に横が広がる
ボリュームが出にくくなるとは逆に、癖やうねり、チリチリした毛が増えてきて広がりやすくなった。トップのボリュームは無くなっているが、サイドだけが広がりやすくなった。バランスが悪い。
ツヤが無くなる
乾燥しやすくなって、昔の様にツヤツヤサラサラ感が無くなった。風になびかなくなった。肌にハリとツヤがなくなってきた。みずみずしさがなく肌もくすみ出した。
幾つか例をあげましたが、当てはまることはありましたでしょうか?当てはまった方の中にはもしかしたらダメージで起こっているのかもしれませんし、過度なダイエット、偏食、睡眠不足などでも起こりうるので一概には言えませんが、ひどくなってからよりも、事前に予防をすることで進行を遅らせる事が必要になります。
では、そもそも原因は何なのでしょうか?全てでは無いですが今わかっていることをあげていきましょう。
原因は何?
酸化
出ましたね。酸化。
よく聞く言葉ですが、やはり髪の毛の老化にも酸化が絡んできます。主に言われているのが、髪の主成分であるタンパク質を更に細かくするとアミノ酸という分子できています。そのアミノ酸の特に塩基性アミノ酸と呼ばれる部分が酸化される事で、本来、水を蓄えることができる性質があるはずなのに酸化が進む事でその性質がなくなる事がわかっています。もちろん頭皮もアミノ酸でできていますので、同じ事が起こります。髪の水が蓄えられる量が減るって事ですね。水が減る事でどういう現象が起こるかというと、全体的な結合が弱まる⇨傷みやすくなる⇨タンパク質、脂質の流出⇨うねりが出る、ツヤがなくなる、切れやすくなる、そうなんです。全て繋がっていくのですね。酸化しやすくなる原因としては、紫外線、抗酸化作用の低下、薬剤による酸化などが挙げられます。
ホルモンバランス
女性ホルモンの一種、エストロゲンの減少によるうねり、パサつき、抜け毛が挙げられます。これはエストロゲンには髪の成長にとっては欠かせないものだからです。(成長期間を長く保つ、血流を良くする、髪の質を上げる、など)ただ、ホルモンに関してはもはや分野が広がりすぎますし、無理やり増やすことで、他の機能にどういった影響をもたらすかもわかりませんので、詳しくはその他サイトなどを参照にしてくださいね。
出来る対策
家で出来ること
紫外線を防ぐ、食べ物で補強、血流の改善、抗酸化作用のある商品などで予防どが挙げられます。
◉紫外線を防ぐ
肌や髪に影響すると言われている紫外線にも種類がUV-A、UV-Bと言われています。最近では近赤外線も髪に影響を与えるとも言われるようになりました。帽子や日傘などでも予防はされていると思いますが、さらに髪や頭皮用のUV防止スプレーなども出ていて、二つの紫外線を同時にカットしてくれるものもありますので調べて使ってみてください。
◉食べ物や睡眠をしっかりとる
髪の毛や肌はやはり食べ物の影響がすごく大きく、ダイエットや偏食などで髪質や肌質なども変わってきます。食べる物が大切な事は分かっているけど中々意識のできないところでもあります。すぐに結果の出るものではないですからね。意識をするのとしないのでは大きく差が出ますのでとりあえず1ヶ月間を意識してみることから始めてみてください。
基本的な髪に良い食べ物は今回はなしとして、加齢毛に効果の期待出来る食べ物や飲み物例を少しあげていきます。
【抗酸化作用のある物】お茶、アボガド、トマト、ゴマ、バナナなど
【硫黄の含む物】大豆、動物性たんぱく質(まあ、肉)、玉ねぎ、ニラ
など、これらを意識して摂取してみてください。
◉血流の改善
血流は髪に栄養を与えるのにとても大切なことです。軽い運動や体を温めることが大事ですね。頭皮のマッサージは軽くなら自分でもできますので、継続してすることをお勧めします。
◉抗酸化作用のある商品を使う
空気に触れている所が酸化しやすいというのであれば抗酸化作用のある成分を頭皮に付ける事が有効です。
元々皮膚には抗酸化作用に優れた物質を分泌して守ってきましたが、これは歳と共に弱まってきますので、外部からの補助が必要だと思います。
◉ホームカラーをなるべくしない
ホームカラーの混ぜるタイプの物には必ず過酸化水素が入っています。字のごとく酸化を進行させますので、特に注意が必要です。
サロンで出来ること
◉過酸化水素の除去
ホームカラーと同様に美容室でするカラーにも過酸化水素が入っております。(色んなタイプがありますが)
しかし、美容室では過酸化水素の濃度調整、地肌になるべく付けない技術、除去などが出来るのでホームカラーと比べ格段にも仕上がりとその後の経過が変わってきます。
◉傷ませない技術
髪が傷むと空洞化が起きます。もちろん酸化もしやすくなりますし、何より水分の保持が難しくなります。空洞をなるべく作らないようにしたり、出来てしまえばある程度の補修をする事ができます。ヘアケアにこだわりを持って、きちんと説明をしてくれる美容室探しを。
まとめ
いかがだったでしょうか?髪も肌と同じく加齢によって水分不足に陥ります。サロンでは水分を閉じ込める技術もどんどん上がってきていますので、お家ではキチンとした食生活や睡眠などをしっかり取るようにしましょう。
では。
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