シャンプーの役割(仕組み)

おはようございます。店長です。
最近、色々なお声を頂きまして髪の化学動画ってのをユーチューブで配信しているのですが、いきなり化学と言われてもピンとこないし、中々勉強するきもちが続かない!という意見をいただきました。

 

 

実際に私が勉強を始めたのも、お客様のどんな疑問にでも答えれる美容師になりたいし、メーカーに問い合わせをした所で社内機密です。とか言われたり、まともな返答がないな!って感じたのがきっかけでした。

 

 

ですので、何か身近な物で疑問やきっかけとなるものがあればと思いますので、普段使用している物の役割や仕組みを簡単に解説できたらと思います!そして、更に深く学びたい方は化学動画を観て勉強していただければと思います。
知ってるし!という方も復習として見てみると新しい気付きや発見があるかもしれません。そして何より楽しいと思わないと中々勉強する気にならないですからね!

 

では。

 

 

今回の身近な物「シャンプー」についてです。
絵が下手くそなのはご愛嬌で。

 

 

 

シャンプーの仕組みと役割

毎日何気なく使っているシャンプーですが、なぜ汚れが落ちるのか考えたことはあるでしょうか?よく聞く界面活性剤ですが、様々な分野で活躍している物です。ではシャンプーではどういう役割をしているのか簡単に説明していきます。

 

 

シャンプーの界面活性剤

一般的な界面活性剤の絵を描きましたが、マッチ棒みたいですね。

 

絵にも書いていますが、界面活性剤は「親水基」「親油基(疎水基)」がくっついたもので、親水基がその名の通り水に馴染む性質、親油基が油に馴染む性質を持っております。その両方の性質がくっついた物だと思って下さい。親水基の種類や対イオンの種類、疎水基の種類や長さなどによって性質が変わるのですが、ここでは触れません。ですので、マッチ棒の先にマイナス(-)と書いているのは今は気にしないで下さいね。

 

 

この界面活性剤と言われる物質がシャンプーのメインの成分(水の次に多い)になります。

 

 

シャンプーをつけた瞬間


すすぎの後にシャンプーを泡立てた状態

 

髪の毛や頭皮に付いた余分な皮脂や整髪料などを汚れと呼びます。そしてこの汚れの大半は油の性質を持っています。泡立てた髪の毛は水分がとても多いですので、界面活性剤の水の嫌いな親油基の部分が油を求めてさまよいはじめます。安定を求めて。

 

 

油(汚れ)とくっつく

水中で汚れ(油)を見つけると次々と親油基部分が取り囲むようにくっつき始めます。これがコロイド粒子(ミセル)という状態です。油同士が引き合う原理ですね。

 

 

浮かせてお湯で流す

可溶化・乳化・分散がそれぞれバランス良く働く事で、髪の毛から汚れが浮き上がります。浮き上がるっていうのがミソですね。後は流すだけで綺麗になってくるのですね。

 

 

まとめ

簡単にまとめましたが、シャンプーの役割は洗浄ですので、色々ある界面活性剤の中でも洗浄を目的とした界面活性剤が使われています。シャンプーはもはや私達の生活に欠かせない存在ですが、皮脂を取りすぎて、本来備わっているバリアー機能まで低下する恐れがありますので、皮脂の取りすぎにも注意をして欲しいところです。

 

余談になりますが、以前のブログに1年間シャンプーをしないとどうなるか?っていう検証もしているので見て下さい。

実験1

実験2

 

 

次回はトリートメントの役割についてです。

 

では。

 

 

 

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